ローマ名物 カーチョ・エ・ペペ
<メンズのお家イタリアン>
僕はチーズ系のパスタがあまり好きではありませんでした。
“Cacio e Pepe カーチョ・エ・ペペ” と出会うまでは!
カーチョ・エ・ペペはローマのご当地パスタ。
初めて食べたのはLa Forchettaという家庭的なレストランで、
久しぶりに再会した友人達が連れて行ってくれました。
こじんまりとした店内には、おばあちゃんの誕生日を祝っているような
ファミリーがいたりして、地元っぽいいい雰囲気。
僕らは、「これがローマの名物パスタだ!」と言われて、
カルボナーラとカーチョ・エ・ペペを食べ比べていました。
そしたら、友人2人が口喧嘩を始めて…
店内の全員がドン引きするくらいのエキセントリックなありさまに。
そんなこんなで、初めてのカーチョ・エ・ペペの味は忘れがたいものになりました。
で、ローマのカルボナーラですが、
「本場は生クリームを入れない」という話はわりとよく聞くのですが、
実はチーズの種類も違っていて、ペコリーノ・ロマーノという羊乳チーズでした。
そのペコリーノ・ロマーノのためにあるようなパスタが、カーチョ・エ・ペペ。
味付けはチーズ(Cacio)と黒胡椒(Pepe)だけ!
とてつもなくシンプル、
これが美味しかった!
ペコリーノ・ロマーノは塩分が強くてエッジが効いてて、
チーズ系パスタのイメージが変わりました。
今回は、そんな思い出のカーチョ・エ・ペペに挑戦です。
と思ったんだけど、
ペコリーノ・ロマーノが売ってない。。
百貨店の食品売り場にあったペコリーノ・シチリアーノで代用してみます。
ひとまず、買ってきたチーズをつまみに冷えた白ワインをがぶ飲み。
パスタを茹でている間に、ペコリーノチーズをすりおろして、
茹であがったパスタと、すりおろしたチーズ、
かるくオリーブオイルとパスタの茹で汁を加えて混ぜます。
挽きたての黒胡椒もたっぷりと。
つまみのパルミジャーノもすりおろしてWチーズに。贅沢!
チーズはケチらずもっと入れたほうが良かったな…
ボウルを温めなかったからチーズがあんまり溶けない…
反省点はいろいろありますが。
Cacio e Pepe、一応完成!
コクがあるけどあっさりしていて、晩夏によく似合う一皿。
チーズ次第で、すごいことになりそうです。
今日もまた、よく冷えた白ワインといただきました。
そろそろ、赤ワインも恋しい季節がやってきます!